禁断の恋は所詮バーチャルなのか
彼はいったいどうしたかったのだろう?
そもそもこの関係はなに?
私の事好きだった?
何一つ結論などありませんでした。
最初は毎日メールしたり
たまに電話がきたり。
本当に楽しかったのに。
いつもシンクロするような不思議な感覚。
人生で一番幸せだったと思えた。
彼の幻を今でも追っている。
彼と最後に会ったときの事だ。
「私の事どう思ってる?」
「一緒にいて楽だよ」
「このまま思ってていいの?」
「○○さんが辛いでしょ」
「辛いのは承知の上やん」
「・・・・・」
苦しいよ~><
彼はそんな私の肩を抱いていたが、私より先に立ち上がった。
何事もなかったかのように。
はるばる彼の転勤先まで会いに来て、
彼のベットで寝た後に言われる言葉か・・・。
せめて私の辛さが理解できてるなら
ごめんと抱きしめて欲しかった。
もういい・・・。
私は早く帰りたかった。
彼は空港へ向かい私が先に電車を降りた。
じゃあまたね・・・。
彼の目線はすぐスマホに向かった。
私を見もしない。
私は振り返らず前を向いた。
不思議と涙は出ない。
悲しいはずなのに。
禁断の恋なんて映画とドラマで十分。
女の本気は馬鹿を見る。
もう2度とごめんだ。
この後、私は旦那と別居する事になっていました。